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2023.2.1

― 新会員スピーチ ―
「自己紹介、京都駅ビルについて」
湊 和則 君

昨年、2022年は鉄道開業150周年の年でした。

日本で最初に開通したのは「新橋～横浜」間で、1872年10月14日、この日は鉄道記念日となっています。1874年に「神戸～大阪」間が開通し、その後、1877年2月に京都駅が正式に開業し「京都～神戸」間が開通しました。そして1889年には「新橋～神戸」間が開通し、東海道線全線開通となりました。当時の所要時間は約20時間でした。

初代京都駅ですが、開業式は明治天皇を迎えて盛大に行われました。建物は、赤レンガ造りの二階建て駅舎。その後、二代目、三代目と建て替えられ、三代目京都駅の老朽化が目立ち始めた1983年に、京都市から国鉄へ駅改築の要請があり、その後府市、財界等で構成する平安建都1200年記念事業推進協議会により、京都駅改築等が関連事業として指定されました。

新京都駅のデザインについては、世界的に著名な建築家に設計を依頼、審査の結果、原廣司氏の案が最優秀作品として採用されました。工期は約3年7か月、1997年9月に京都駅ビル全体がグランドオープンしました。

駅ビル内には商業施設や、美術館・劇場等の文化施設、ホテルが入っており、お客様のニーズに幅広く応えられる施設となっております。またその他、駅ビルには8つの広場と4つの特徴的な通路があり、そこで様々なイベントを開催することで、まちの賑わい創出や文化芸術の発信に取り組んでいます。様々な施設を備えたことにより、京都駅の乗降人員数は開業時に比べ約1.3倍、京阪神の主要駅でも顕著な増加率となっています。

京都駅周辺はめまぐるしく変化しています。東部エリアに京都市立芸大が移転しますが、東南部では2024年にチームラボによるアート複合施設が開業予定です。また、京都のさらなる発展のために形成すべき新たな拠点として、梅小路京都西駅周辺が注目されています。

変わりつつある京都駅周辺に合わせ、今後も周辺地域のみなさま方と協力し、京都駅エリアを国内外からお客様をお迎えする玄関口としてしっかり整備すること、そして京都の都市としての活力を牽引する地域となるよう更なる成長に努めてまいりたいと思います。