2022.8.3

― 新会員スピーチ ―
「旅行業界から見た今後のマーケット動向とその役割」
上山 裕之 君

1.自己紹介

出身は滋賀県・栗東市で、大学入学と同時に京都・桂へ転居。以来、30年近く京都に在住。

小中高はサッカーに明け暮れ、滋賀県内でまずまずの成績ながら、一度も全国大会には行けず。理由は、同世代にあの「井原正巳選手」が!!まさに「アジアの壁」。「大学からのスポーツ」という誘い言葉に、「氷上の格闘技アイスホッケー」に挑戦。アイスリンクで1年の大半を過ごし、在学中に海外遠征で訪問したカナダ・バンクーバーに魅了され、大学を休学し1年間のカナダ遊学を体験。外から見る日本や日本人の良さを再発見する機会にも恵まれた事が交流業である旅行会社への入社にも繋がっていると感じます。2021年2月からは20年振りの京都勤務。「祇園祭りは1カ月間」を改めて知る等、京都を学び中です。

2.旅行業界からみた今後のマーケット動向とその役割

2022年度の国内旅行は経済活動との両立や、9月以降の新GoTo施策実施を前提に回復を期待。海外旅行・訪日旅行は帰国・入国時の水際対策により大きな回復は見込めない。完全復活は2025年度以降を想定。将来的に、日本の人口は2065年には約30%減少。地域経済の活性化には、地域に人を呼び込む交流人口の拡大が重要であり今後の旅行業界の大きな役割となる。国内からの誘客と同様に、海外から優良なインバウンドの取込が期待される中、東京オリンピックでの交通インフラ、案内表示などが大きく評価され、観光魅力度ランキングで遂に日本が世界1位に(京都は訪問したい世界都市で20年度に世界1位)。今後の世界的なニューツーリズムの流れを踏まえ、キーワードは3つ ①サステナブルツーリズム ②アドベンチャーツーリズム ③富裕層対策。

特に、「自然」「異文化体験」が重視されるアドベンチャーツーリズムは京都でも取り組みたいテーマです。

モダンラグジュアリー志向の富裕層に注目し2025年の大阪・関西万博(2,630万人)など、今後の大型国際イベントと連動した良質なインバウンドの拡大に貢献していきたい。

私の今年度テーマは「謙虚と素直」(「大峰千日回峰行」の塩沼亮潤大阿闍梨のお言葉)です。

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