2021.8.25

― 新会員スピーチ ―
「輸入車の歴史」
宮口 高義 君

明治31年にフランスから輸入されたパナール・エ・ルバッソールM4型という車両が東京の築地から上野までデモ走行を行ったのが日本初と記録されている。その頃は国産の自動車は無く人力車や馬車、馬鉄(馬車鉄道)くらいであった。そんな中1915年にヤナセは三井物産の輸入部門を引継ぐ形で東京日比谷にてスタートしました。

その後関東大震災や太平洋戦争など数々の試練を経て、戦後の輸入自由化にこぎつける。
二代目社長の梁瀬次郎は「戦後の復興には輸入と輸出のバランス良い成長が不可欠である」との考えから米国だけでなく欧州からも輸入を始めました。その頃、ご縁のあった吉田茂元首相に大磯のお屋敷へ招かれ「これからの日本、日本人が世界と仲良くしていくには、世界の人々から尊敬され信頼されるには、口先だけの英語を勉強するのではなく、一番に愛国心二番目に日本の歴史を学ぶことが重要である」との教えを請いました。

現在も日本は輸出大国ですが、私も輸入車を生業としている端くれとしまして国際心を養えるよう努めてまいりたいと思います。

― 演 奏 ―
「夏の音楽を楽しむ」
トロンボーン 小林 育朗 君
ピアノ    小林 里佳 氏

会員の小林育朗さんご夫妻にトロンボーンとピアノの合奏を頂きました。飲食を伴う夜間例会とはいかない残念さを庇うかのようにドイツの乾杯曲から始まった演奏は楽曲の演奏だけにとどまらず、トロンボーンという楽器の説明や楽器にまつわる話をドイツの文化的側面にも触れて紹介されました。最後は誰もが知るルパン三世のテーマで、奥様の絶妙なピアノとともに締めくくられました。限られた少しの時間ではありましたが、しばし聴き入る音に夏の夜のひと時を楽しむことができました。素晴らしいお時間をいただいた小林ご夫妻に感謝を申し上げます。

 

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