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2020.12.23

― 新会員スピーチ ―
「クラシック音楽の世界」
㈻さかいだに幼稚園 副園長
小林 育朗 君

私が勉強してきた「クラシック音楽の世界」についてお話をさせていただきます。専門は、トロンボーンという楽器です。大学は、音楽大学に進学しました。

在学中、ゲーム会社の音楽の録音や、市民オーケストラのエキストラ、バンド指導などを行いました。卒業後は、プロのオーケストラからも声をかけていただき、演奏する機会もありました。

大学には1年残り、高校の先生、大学の職員などをしていました。ある日、海外の演奏家のレッスンを受講し、それをきっかけに海外で活躍されていた先輩がおられるドイツに留学することを決めました。入学試験は、時代別に分かれた曲を3曲演奏し合格することができました。その町で一番驚いたのは、町全体が、学生を応援しているということでした。大学の発表会では町の人も聴きに来られました。そんな中、私はドイツのプロフェッショナルのオーケストラのオーディションを受け始めました。

オーディションは、まず募集があるオーケストラに履歴書を送り、2・3週間後くらいに、10人から15人くらいがオーディションに呼ばれました。現地では、指定されたソロの曲と有名なオーケストラフレーズを演奏しました。伴奏者はオーケストラが用意してくれました。私は、B･Cクラスのオーケストラに学生のためのオーディションで合格し演奏する機会を得ました。そんな留学生活も3年が経ち、再度大学受験をしました。結果、ミュンヘン音楽大学の大学院に合格しました。ミュンヘンは大都会で、物価は高かったのですが、素晴らしい演奏会をたくさん聴きに行くことができました。

帰国後、留学時代の友人が音楽の仕事を誘ってくれました。オーケストラのエキストラ、大学の非常勤講師、バンド指導などでした。どれも、楽しくいい経験ができました。

現在では、海外で活躍するプレイヤーも多く、各オーケストラに日本人がおられます。また、京都には2つオーケストラがあります。私の話を機会に新型コロナ対策をしっかり行い、演奏会に足を運んでいただければ幸いです。お勧めは、ロシア人の音楽家です。