2020.10.14

― 米山月間に因んで ―
「人生とは、こういうものだ」
米山奨学生
彭 悦 さん

「人生とは、こういうものだ」という言葉をよく耳にしますが、この興味深い表現をテーマに、私自身の今までの人生、そして、日本での経験を通して人生に対してどう考えるようになったかについて話します。

前者の「人生紹介」の部分では、以下の6つの側面から説明します。1つは「名前」です。私の名前には「喜悦」を感じたり、人に与えたりすることのできる人間になってほしいという両親の期待が含まれています。2つ目は「家族」です。父と母と弟との4人家族で、今回のコロナウイルスのことにより、家族の大切さを改めて認識できました。3つ目は出身地です。故郷は風景が綺麗で歴史感にも溢れている所であり、市民が安らかに暮らしています。4つ目は大学と来日の理由です。桜の綺麗な大学で日本語を勉強し、日本に交換留学した時の学習・生活経験により、日本に来ることを決めました。5つ目は現状です。映像作品視聴時に起きた偶発的語彙学習のプロセスについて研究しており、将来は映像作品をより効果的に利用できる学習システムを開発し、世界中の日本語教育に貢献することを目指しています。最後は趣味です。撮影、漢服が好きで、お花にも興味があります。

後者の「人生思考」の部分では、「挨拶の力」、「思考の力」、「『真』の力」の3点について、日本で出会った方とのエピソードを述べ、それにより勉強になったことと、これからどのようにしていきたいかを伝えます。1つ目は、学校の警備員さんとの話です。人と出会ってから挨拶をする場合もあるが、挨拶することによって出会いが生まれるケースもあると教わり、これからはよく知らない人にも明るく元気よく挨拶していきたいと思います。2つ目は老人ホームのお婆さんとの話です。思考することによって、自分が生きていること、また、外の世界との関わりをはっきりと意識できるとわかり、私もそのお婆さんと同じように、年齢と関係なく思考する能力を鍛え続けたいと思います。3つ目は近所のお姉さんとの話です。場所、時間、相手が変わっても、人の「真」にあるものは変わらないと知り、これから時間をかけて、工夫をして、ロータリークラブの皆様にならって、自分の「真」をより良いものにしていきたいと思います。また、「人生とはどのようなものか」について、いろいろな経験を通して、理解を深めていきたいと思います。

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