2020.9.16

「ガバナー年度を振り返って」
国際ロータリー第2650地区
2019-20年度ガバナー
京都R.C.会員
佐竹 力總 君

現在ロータリークラブは200以上の国で、約36,000クラブ、118万人が活動しています。世界中のガバナー540人が、お揃いのハワイアンブルーのジャケットでハワイ国際大会を迎えるはずでしたが、コロナ禍で実現できなかったことは残念でした。

世界に540地区あるうち、日本国内には34地区、2,238クラブ、約85,000人のロータリアンが活動しています。我が第2650地区は96クラブ、4,428人の会員を有しており、国内3番目の規模であります。

マーク・ダニエル・マローニーR.I.会長の掲げられたテーマ「ロータリーは世界をつなぐ」を受け、私は「伝統と革新 世界はひとつ」を地区スローガンとしました。世界では国際ロータリー(R.I.)の方針を受け、「例会」はさておき、「奉仕」が重視されてきていますが、私はロータリークラブの基本理念は「奉仕と親睦」であり、その根底を支えるものが「職業奉仕」と「例会出席」であると考えています。自分の職業を「天職」と捉え、その職業を通じて奉仕することこそが奉仕活動の「根源」ではないでしょうか。そして、ロータリーの魅力は「例会出席」にあります。様々な職業の人たちとの異業種交流の場であり、職業人として研鑽を積み、人を育てる場こそが「例会」であると考えます。

とは言え、私たちはR.I.の一員であることも忘れてはなりません。R.I.の使命「平和を希求する世界最大の人道的奉仕団体を目指すこと」と、時代が変化してもロータリーで変えてはいけない5つの中核的価値観(親睦、高潔性、多様性、奉仕、リーダーシップ)を理解し、クラブ運営における柔軟性とはこの中核的価値観の範囲内で許されることを理解しておかねばなりません。しかし誤解してはいけないのは、ロータリークラブはR.I.の指示に一方的に従う軍隊のような組織ではないと言うことです。あくまで主体はクラブにあるのであり、そのクラブの連合体がR.I.なのです。クラブの自主性の尊厳こそがロータリー精神の神髄であることを忘れないで下さい。

澤田幹事長、光田会計長をはじめ、私を支えて頂いた大勢の皆様に心よりの感謝を申し上げます。

京都ロータリークラブ
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