2019.10.23

「ガバナー公式訪問所感」
R.I.第2650地区ガバナー
佐竹 力總 君

2019-20年度、R.I.のマーク・ダニエル・マローニー会長は「ロータリーは世界をつなぐ(ROTARY CONNECTS THE WORLD)」というテーマを掲げ、次の四つを強調事項としている。
① ロータリーを成長させる。特に35歳以下の人の入会を促すため、家族との時間、仕事との共有ができる新しいスタイルのクラブをつくる。
② ローターアクトクラブを充実して、ローターアクターのR.C.入会につなげる。同時に、青少年保護と危機管理に積極的に取り組む。
③ ポリオ根絶100%を目指す。
④ 「世界を変える行動人」キャンペーンの実施。一般の人にもロータリーの活動を広く理解してもらえるよう、SNSなどで広くPRする。

マローニーR.I.会長のテーマを受けて、私は地区スローガンを「伝統と革新 世界はひとつ」とした。時代が変化しても変えてはいけないロータリーの中核的価値観――「親睦」「高潔性」「多様性」「奉仕」「リーダーシップ」を保持しつつ、激動する世界の中で、時代に適応できるロータリーを目指さねばならないと思う。

例えば、京都R.C.には出席率に特に厳しいという伝統がある。例会は人を育てる場だと先輩から教わってきた。例会に出席して研鑽を積むことが各人の修養につながる。私は、ロータリーの基本理念は「奉仕」と「親睦」だと考えている。職業奉仕が奉仕の根源であり、ロータリーの魅力は例会出席にあると思う。さらに、ロータリーの原点は善意、奉仕の心であることを京都R.C.で学んだ。このような伝統を大切にしながら、革新を恐れず、時代が必要とするロータリークラブをつくっていただきたいと考えている。

この4、5年、R.I.では「JOIN LEADERS, EXCHANGE IDEAS, TAKE ACTION」というスローガンが使われている。リーダーである一人ひとりが、例会で皆とアイデアを練り、実務者として自ら行動しよう、という呼びかけだ。それは、R.I.が世界に約36,000あるクラブの連合体であり、各クラブの自主性の尊厳こそがロータリー精神の神髄だという考え方にもつながっていると思う。

来年、日本のロータリークラブは誕生100周年を迎える。ロータリーの基本理念を見据え、つなぐ・つなげる・つなげていく、という三つの「つ」によって、魅力あるクラブをつくり、活性化と会員増強を目指していただくよう願っている。

京都ロータリークラブ
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