2019.6.26

「一年を顧みて」
京都ロータリークラブ 2018-19会長
藤井 久嗣 君

今から43年前に入会をさせて頂きました。一年前の2018年7月4日、第3447回例会が始まりました。そして今日、第3495回例会を迎え49回の例会を担当させて頂きました。その間、皆様からの心温まるご支援を賜りました事に対しまして、まず心から厚く感謝を申し上げます。ありがとうございました。

約三年前に、会長候補者のご指名を賜りました。迷いました。お断りをして後でしまったと後悔するよりは、お受けして将来恥をかいてでも、いろいろな経験を積み上げたほうが私には向いているのではと考え、お受けさせて頂きました。

担当年度のスローガンとして、私が考えておりましたのは最初「鴨川には クジラは住めない」でした。
鴨川にクジラが泳ぐことを想像してみてください。SNSでヒットする事間違いなしです。しかし、そのためにまず川の水を塩水にしなくてはなりません。クジラが自由に泳げるように水深を何百メーターも掘り下げ、川幅を何キロも広げねばなりません。クジラが生きるための食料を賄えるでしょうか。仮にクジラが住めるように鴨川の環境を大改造したとしても、今鴨川に生存している動植物や鉱物はすべてが存在できないこととなり、京都の町並みは壊されます。

消費者ニーズを満たそうとすれば、そのために大きなデメリットが反面生じます。メリットだけを主張するだけのニュースにはその裏に何があるかを正しく知る事が必要であります。

地球上の人類が、皆平等な生活をするには、地球がもう一つ必要であるともいわれます。地球は人類がいなくても生存できますが、我々は地球なしでは生きて行けません。

結果としてスローガンは、「明察功過」に変更いたしましたが意味するところは「鴨川……」と同じであります。喫緊の課題は明白です。素晴らしい令和を創り上げましょう。

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