2019.6.19

―新会員スピーチ―
「M&Aのマーケット概観と中小企業の動向」
SMBC日興証券(株) 理事 京都支店長
木下 正直 君

2018年の日本企業関連のM&A金額は、3340億ドルで過去最高を記録しました。

これは武田薬品工業によるShireの買収等、日本企業が海外企業を積極的に買収していることが大きく伸長した結果と言えます。

最近では、サービス分野を強化する動きが出てきており、トヨタ自動車による東南アジアのライドシェア「グラブ」への出資、リクルートHDによる米求人サイト「グラスドア」の買収など、人工知能(AI)ビックデータを活用するIT企業へのM&Aも増加傾向にあります。

中小企業のM&Aマーケットは、売手企業は事業承継・後継者問題を解決出来る可能性があること、買手企業は相手企業の顧客基盤を引き継ぐことで販売・受注先の開拓や人材不足への対応が時間をかけずに行うことが出来る可能性があることから、年々 M&Aの件数は増えてきており、M&Aに対する関心は今後も高まると考えられます。

   

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