2018.10.17

― 新会員スピーチ ―
「著名人の遺言と信託~遺言は『家族へのラブレター』~」
三菱UFJ信託銀行(株) 執行役員 京都支店長
鍋岡 正俊 君

遺言は「家族へのラブレター」と言われることがあります。

遺言は紛争予防的なイメージを持たれたりしますが、実は人生を振り返り、家族や残された人に愛と感謝のメッセージを伝える手段にもなりうるものです。

そもそも遺言は死に際して書く遺書とは違うもので、若いころから何度でも書くことができます。

現に英米では成人になると多くの人が何度も遺言を書くと言われています。しかし、遺言ですべての願いが実現できるわけではないので、英米人は遺言の中に信託(所有財産を第三者に信じて託す)を用いてこれを解決してきました。

今回、かつて英米のさまざまな著名人が、自分の「想い」を家族や社会に残すためにどのように遺言と信託を使ったかを、信託銀行が業務として遺言の取扱いが認められていることもあって、いくつかのエピソードとともにご紹介させて頂きました。

価値観が多様化してきている現代の日本においても、信託を使って「想い」を実現させようという事例が増えて行くのではないでしょうか。

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