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2017.7.25

― 新会員スピーチ ―
「信託銀行員にできること」
三井住友信託銀行(株) 京都支店 執行役員 支店長
咄下 泰男 君

先月来の地震・大雨といった自然災害で被害に遭われた皆様には心からお見舞い申し上げます。

災害復興に向けての支援はいろんな形で取組みが行われていますが、信託銀行には『特定寄附信託』なる仕組みがあります。寄付をしたい側と寄付を受けたい側を取り持つ仕組みです。一般的には、ユニセフや中央共同募金会などの団体が寄付先として挙げられていますが、当社では、震災復興に向けて個別に寄付先を指定することも可能です。

東北で生まれた私は、東日本大震災の被災地出身の知人・友人も多く、その伝手を辿り震災の後に被災した自治体や企業を廻ってニーズを聞き、結果として、医療関係の『寄付先』と『寄付者』の間を繋ぐことができました。寄付をしたい、してもよい、と考えている方に、被災地の状況をお伝えして寄付先を紹介、件数は多くありませんが医療機器をお届けできました。

災害が起こらないに越したことはありませんが、もしもの時には何らかのお役に立てるのではないかと思っています。