2018.7.11

「ガバナー公式訪問所感」
R.I.第2650地区ガバナー
中川 基成 氏

2018-19年度のR.I.会長は、バハマのバリー・ラシンさんだ。彼は「BE THE INSPIRATION(インスピレーションになろう)」をテーマに掲げた。

日本人は「インスピレーション」を単に「ひらめき」と捉えがちだが、英語のインスピレーションにはもっと強い意味がある。動詞形のインスパイアは「鼓舞する、奮いたたせる」であり、インスパイアはスピリット(魂・精神)を語源とするからだ。

ロータリーにはここ数年、会員数の減少、ロータリアンとしての行動、あるいは社会に対するインパクトなどの面で危機感があった。昨年度のイアン・ライズリーR.I.会長は「ロータリーに変化を起こそう」と警鐘を鳴らした。ラシンR.I.会長はさらにその根本に注目して、「ロータリアンの奉仕の理念、魂を呼び覚まそう」と呼びかけている。

まずは自分自身がインスパイアされて、元気になろう。ロータリーが楽しくなければいけないと思う。そこで私は、第2650地区の今年度のスローガンを「ロータリーを学び、実践し、発信しよう:Enjoy Rotary」とした。ロータリーは、ロータリアン同士の出会いと学びを提供してくれる。学び合い、実践し、発信することがEnjoyにつながる。

学びは行動を伴ってこそ意味をなす。実践が大切だ。R.I.も新ビジョン声明で「People of Action(世界を変える行動人)を目指す」ことを打ち出している。そのサブテーマは「エンド・ポリオ」「コネクト」「トランスフォーム」、そして「インスパイア」の四つだ。自分自身を変え、家族、職場、地域社会を変える。そして世界中に持続可能な良い変化を生むために、手を取り合って行動することをロータリーは目指している。

皆さんは家族や身近な人にロータリーの話をしたことがあるだろうか。話をすることによって、ロータリーの理念に共感してくれる仲間を増やすことができる。積極的に発信していかねばならない。R.I.でも、インターネットを使った情報発信、「My ROTARY」の機能充実に力を注いでいる。

ロータリーの基本理念は、ポール・ハリスの時代から変わらない。「奉仕」「親睦」「高潔性」「多様性」「リーダーシップ」という普遍的な価値観を共有し行動を起こしていこう。

京都クラブの皆様にはこれからも、地区のみならず日本のリーダー的クラブとして活躍を続けていただきたいと思っている。

京都ロータリークラブ
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