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2018.6.27

「京都ロータリークラブに感謝」
京都ロータリークラブ 2017-18会長
中野 博美 君

3年ほど前ですか、京都ロータリークラブ、余程に人材が枯渇していたのか、或いは組織の勘違いか分かりませんが、私に会長指名がありました。まあ消極的にお聞きをしていたのですが、決まってしまいましてここに至っております。

私がこれまでにお目にかかった会長さん方は、皆さん凛々しく指導力を発揮される方ばかりで、私にそれが出来るかと悩んだ訳ですが、これまでのことを引き継いで次の方に受け渡すことなら出来そうだと考えました。また例会運営でも、私は訓示とか演説とかは大嫌いですが、しかしまあMCとして、会場を和やかにするとこなら出来そうかなと納得しました。

程なくガバナー公式訪問があり、田中誠二ガバナーがおいでになり、ガバナーアドレスをされました。終わってガバナーに感謝のハグをしましたら、スーツの上からでも分かるほどに汗でびっしょりでした。彼は「壇上に上がったら緊張で気が遠くなりそうでした」と、京都ロータリークラブだから緊張をしたということでした。

歴史と伝統と、前置詞を付けて京都ロータリークラブはよく言われます。日本で5番目のクラブですから歴史は十分でしょう。伝統は、前にも言ったかもしれませんが、フランス文学の故桑原武夫先生の第二芸術論に伝統について書かれています。伝統とは日本語である。漢字が2つ並んでいるから何でも中国から来たと思ってはいけない。辞書で伝統を引くと、慣習、習慣、伝えることとか書かれているが、お正月に門松を立てたり、お餅をついたりすることを伝統とは言わない。伝統とは、ある物事を続けて行くのだという強い意志の存在が不可欠である。まさに京都ロータリークラブにピッタシであります。

それで徐々に私などでも分かってくるわけですが、今までの92人の会長さん方々、執行部の方々、そして数多くの会員の皆様の「京都ロータリークラブを発展させるぞ、よくして行くぞ、いつまでも続けるぞ」と言うお考えの集積があることで、京都ロータリークラブでございますと伝えるだけで、ことが全て済んでしまうのだな、と。

京都ロータリークラブに感謝！