2017.10.18

― 新会員スピーチ ―
「壬生界隈について」
(株)京都鶴屋 鶴寿庵 代表取締役社長
八木 勢一郎 君

私は1970年壬生で生まれ育ちました。大学を卒業後、約三年間の修行の後、京都鶴屋鶴寿庵に入社しました。当店は大阪の鶴屋八幡の流れをくんでおります。

さて私の生まれ育った壬生の界隈には元郷士の家が現在4軒残っており、八木家は3軒あります。北の八木家、南の八木家、西の八木家、これに石原家があります。北の八木家が私の家です。

また壬生は幕末の新選組と大変ゆかりのある地域でもあり、当家を最初の屯所として構えました。初代局長の芹沢鴨が暗殺された家でもあります。毎年9月に法要を行っております。

壬生大念仏狂言には4歳から携わっております。パントマイムで物語が進行する宗教劇です。伊藤若冲とも縁があり、壬生村が支援した御礼にと寄進した僧侶の面が残っております。

これからも先祖代々受け継いできた土地家屋の維持管理や壬生狂言の継承を含め、壬生界隈の為に頑張っていきたいと思っております。

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