2017.7.12

「ガバナー公式訪問所感」
R.I.第2650地区 2017-18年度 ガバナー
田中 誠二 氏

私は先月、還暦を迎えた。その新たな60年の第一歩を、第2650地区のガバナーとして踏み出した。酉年に因んで、皆様と共に羽ばたける年にしたい。

2017-18年度のイアン・ライズリーR.I.会長は、オーストラリアのサンドリンガムR.C.の人だ。会員27人の小規模クラブから世界の指導者が選ばれたことは、いかにもロータリーらしい。

ライズリー新会長は「ロータリー:変化をもたらす」というテーマを掲げた。ロータリーの奉仕活動を通じて、人々の人生をプラスに変え、それによって地域、国、世界に大きな変化をもたらす。さらには私たちロータリアンの心にもたらされるプラスの変化を通じて、心豊かに生きよう、という願いが込められている。

このテーマはまた、「ロータリーとは何か」を示している。奉仕活動を通じて自分の、あるいは誰かの人生をプラスに変えた実感をもつ人の集まりがロータリーだ。その奉仕の実感が、ロータリー112年の歴史を支えていると思う。

ロータリーではルールや手続が緩和される方向にあるが、変えてはならないものと、時代に応じて変えねばならないものとがある。何を変え、何を変えないか。それは、それぞれのクラブ、ロータリアンが選びとってほしい、というのがライズリーR.I.会長の考えだ。

どのように変化しようとも、世界122万人のロータリアンの絆の中心にあるのは、ロータリーの普遍的な精神――倫理の重視と「超我の奉仕」への貢献であることは変わらない。

第2650地区の今年度のスローガンは「愛着と誇り」とした。変化の時代だからこそ、一人ひとりのロータリー観を深掘りし、ロータリーに、自分の人生に、仕事に、「愛着と誇り」をもって取り組むことによって、「変化をもたらす」ことにつないでいきたいと考えている。

京都R.C.の中野博美会長が掲げた「社会とともに:Rotary」というスローガンは、クラブの発展を通じて、地区、R.I.全体が発展していく循環が大切、とするライズリーR.I.会長のテーマに合致していると思う。

私たちの地区の歴史は京都R.C.から始まった。これからも地区のマザークラブとして、第2650地区を引っ張っていってほしい。

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