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2017.7.5

「社会とともに：Rotary」
京都ロータリークラブ 2017-18年度 会長
中野 博美 君

京都ロータリークラブ第93代会長に就任致しました中野博美でございます。まだロータリー経験も20年に満たない中、輝かしい歴史と伝統を冠する京都ロータリークラブの会長を拝命することは身の引き締まる思いでありますが、温かな友情に満ちた多くの会員諸氏の協力を得まして、全力で何とか引継ぎそして受け渡すと言う務めを果たして参りたいと考えております。ぜひよろしくご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。

さて、2017-2018年度イアン ライズリーR.I.会長は「ロータリー：変化をもたらす」をテーマにされました。ロータリー精神の下、各クラブとロータリアンそれぞれがどのように変化できるかが、社会を変えることへ繋がるのだとも仰っています。またこれを受けて、第2650地区 田中誠二ガバナーは「愛着と誇り」を地区スローガンにされました。ロータリアン一人一人が、ロータリーに「愛着と誇り」を持って行動することで、社会に良い変化をもたらして欲しいとされています。

今年度の京都ロータリークラブのテーマは「社会とともに：Rotary」に致しました。唐突ですがロータリークラブをお祭に例えます。民俗学の柳田國男先生に寄りますと、古来の人々が1年かけて準備実行するお祭の作業は、地域の自治システムであり教育システムであり、人々はお祭と言う事業を通じて地域の求心力を向上させる努力をし、団結の要としたとされています。行政と言う専用職を持つ現代でも、地域社会の関係者はそれぞれの出来る範囲で地域をショーアップする努力をすべきと言うことでありましょう。ロータリークラブもロータリアンそれぞれが、自身の愛着と誇りで自クラブの発展のため主体的に係るべきであり、更には多彩な職業人であるロータリアンが、親睦を通じて奉仕の精神を醸成し、行動としての奉仕活動を実践し、地域社会の求心力を高めて行くことにより、ロータリークラブの公共イメージがより向上することを望みます。

末尾に、今年度、京都ロータリークラブの会員のご理解とご協力を心よりお願い申し上げるところです。