2017.3.1

―新会員スピーチ―
「自己紹介および京阪グループの京都戦略の概要について」
京阪ホテルズ&リゾーツ(株) 取締役会長
小川 雅人 君

私は、京都生まれの京都育ちの生粋の京都人で、生まれてこの方、左京区以外に住んだことがありません。幼稚園から大学まで、ずっと地元の学校です。

昭和48年に京阪電気鉄道(現・京阪ホールディングス)に入社した後は、平成10年から3年間、全く畑違いの大阪水上バスの社長として出向した以外は、ほぼ一貫して不動産畑を歩みました。そして、役員就任後は、ローズタウン等の大規模団地の分譲だけでは早晩限界が訪れることを見据え、首都圏をもターゲットにしたマンション分譲に注力した結果、不動産事業は、今や京阪グループの連結営業利益の実に44%(平成28年3月期)を占めるまでになりました。

その後、潜在力はあるものの低迷していたホテル事業を収益の柱のひとつとなる事業に成長させるべく、平成25年にはホテル事業を担当することになりました。このような経緯で、京都タワーの社長を経て、現在に至ります。

京阪グループは、年間5,000万人超の観光客を迎える京都の地で、鉄道・バス・ホテル等、幅広く事業展開をしているものの、これまでは各社がバラバラな動きをしていました。そこで、目下、各社の力を結集した総合力の発揮と、戦略的かつ有機的なネットワークの構築に努めているのですが、“京都といえば京阪”と称される位に京都におけるグループの存在感を高めんとする方針を明確に打ち出したのが、進行中の中期経営計画(平成27~29年度)です。そこでは、最重要プロジェクトのひとつとして、「京都駅前エリアのグローバル拠点化」が掲げられていて、現在、(1)京都センチュリーホテルとの一体的再開発によるグループのフラッグシップホテルの建設、(2)京都タワービルの商業ゾーンの全面的なリニューアル他のプロジェクトを推進中です。

これらのプロジェクトを序章として、今後、京阪グループは、これまでにも増して、京都の産業振興に貢献していきたいと考えています。

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