2017.2.22

― 新会員スピーチ ―
「職業としての銀行員~半沢直樹を超えて~」
(株)三菱東京UFJ銀行 執行役員 京都支社長
小田 裕之 君

1988年(昭和63年)に学校を卒業し三菱銀行(当時)に入社。バブル世代であるが、社会人として一人前になったころには既にバブルがはじけ、失われた20年の中で銀行業はその社会的意義を問われ続け、その時代がそのまま自分のキャリアであったと思う。一世を風靡したドラマ「半沢直樹」の原作は「俺たちバブル入行組」ということで、作者池井戸潤氏は奇しくも同窓同期入社。ドラマの中の半沢直樹は、ある意味時代背景を象徴していたが、足元成長戦略が問われる時代では、銀行のみならず金融機関が社会的役割を高度化することが求められていると感じる。

自分は、サラリーマン家庭ながら、両親も銀行員、祖父(母方)も銀行員と、偶然ではあるが三世代が同じ職業に奉職した。それぞれ違う銀行に入社したが、現在の統合後は同じ銀行となったが、それぞれの時代を背景にそれぞれが期待されたことは異なる。自分はまだ発展途上であるが、本質を見極める一方、進取の精神の強い風土のこの京都の地で、皆様のご指導を仰ぎつつ、改めて「銀行員」に期待されることを追求して参りたい。

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