2016.7.27
― 新会員スピーチ ―
「食と健康」
(株)西利 代表取締役社長
平井 誠一 君
和食の世界遺産登録がなされて、和食文化を見直す機運が高まっている中で、和食の良さを明らかにする目的で中村保幸教授(現龍谷大)らの研究により、日頃より和食を摂る機会が多い人は長寿であるとの結果報告がなされました。その長寿の方々に共通している項目に「漬物を毎日1回以上食べる。」がありました。言い換えれば、漬物は和食摂取のマーカー(指標)であると言えます。
漬物が寿命を延ばすという意味ではありません。漬物を1日1回以上食べる人は和食を食べているということです。漬物は和食につきもの。漬物を食べる頻度が高い人は、日本型の食生活をしており、魚や野菜などを豊富に食べているし、肉類の摂取もやや低いと言えるのです。
また、発酵漬物は、乳酸菌と野菜を同時に摂れる「素晴らしい機能性食品」であるとも言えます。これらの食習慣は、実に理に適った事柄ばかりです。それぞれの風土に応じた食を摂ることが健康への近道です。今後も健康で豊かな食生活を提供できるよう頑張って参ります。
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