2016.7.27
― 新会員スピーチ ―
「もう一つのオリンピック」
(株)きんでん 京都支店 支店長
伊藤 敏彦 君
スポーツの祭典であるオリンピックが56年ぶりの2020年に東京で開催されます。これに比して、技能のオリンピックと言われる技能五輪国際大会(正式名:国際技能競技大会)の存在を知る人は少ないように思われます。
この大会は、職業訓練の振興と青年技能者の国際交流、親善を図ることを目的に、およそ53カ国が参加し、2年ごとに開催されています。
国際大会の歴史は、1950年スペインとポルトガルの間で技能を競ったことが始まりとされ、日本は1962年第11回大会から参加しております。2015年にはブラジル・サンパウロで第43回大会が行われました。
熟練技能者の高齢化に伴う引退や若年層の人口減などにより、技能の継承、若手技能者の不足が長らく問題視されています。古来、日本人は手先が器用で物作りを得意としており、その特性を生かし発展を遂げてきました。次代を担う若者が伝統ある技能に誇りと夢を持ち、研鑽を積むことで技能の飛躍が図れます。世界の技能者と技を競い合うことが更なる成長に繋がります。数多くの若者を呼び込むためにも、技能五輪が広く周知され、大会出場を目標に各業界で多くの若者が活躍することを楽しみにしています。
 競技風景 |  表彰式 |
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