2016.6.15

― 新会員スピーチ ―
「『通天閣』の歴史について」
(株)日立製作所 京都支店長
橋詰 秀彦 君

大阪のシンボルとしてよく引合いに出されるのが新世界の「通天閣」。私共の会社と少なからずご縁がありますので、その歴史についてご紹介します。

現在の2代目通天閣が再建されたのは昭和31年。「通天閣のない新世界は新世界ではない」という地元商店主の思いから、「通天閣観光」が設立され再建のための資金集めが行われました。しかし、「高利貸し」業者から借金をして建設資金を捻出する商店主も居る等、再建こそ果たしたものの経営状況は火の車。そこで初代通天閣同様、塔への広告を募りそれを運転資金に充てる計画が浮上しました。

初代通天閣へ広告を出していたライオン、次に松下電器産業等関西の名だたる企業へと打診したが断られます。そんな中、声をかけられた日立製作所が広告掲出を受諾、再建資金にも目途がつき今日に至ります。

今や大阪のシンボルとも言える存在になった通天閣。単なる広告のスポンサーというだけではなく、「干支の引継ぎ式」「節分の豆まき」など、さまざまなイベントを通じて地元の活性化、地域振興への貢献という役割を担わせていただいています。

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